ヘッダー Space『思考の補助線』
(茂木健一郎、ちくま新書:2008、2、10)
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「アハ!体験」でおなじみの茂木先生。一つ年下。最近、著者の年齢にこだわってしまう。
それは、自分より若い人の本が増えたからではないだろうか・・・ってそれは、
自分が年を取ったということなのだろう。
それにしても難しい本ですなー、これは哲学書のようです。でもタイトルがいいですよね。
大体内容は・・・3割ぐらいでしょうか、わかったのは。かんなり難しい。
いや、内容はそれほど難しくないのかもしれないけど、文章が難しい。ハイブローである。こういった文章を見るのは大学以来?お役所の文書もこんな感じか。種類は違うけど。本当に頭のいい人の文章かな。
でも本当は、そんな内容を平易に書く方がもっと難しくて、もっと頭はいいんじゃないかとも思うんだけど、
どうでしょうか。
著者は再三、「文型と理系に分けることのバカらしさ」について触れているが、それは私も以前から感じます。
分けること自体がバカらしいのではなくて、分けてその範疇にとどまって「よし」としていることの愚かさ、みたいなところなんでしょうね。


★★★

(2008、5、13読了)

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