塩田丸男の本は、なんだかエラそうな感じの文体がちょっと・・・と思ってこれまであまり読まなかったのだが、これはおそらく、相当編集者の意見を入れて書かれたものではないか。なんだか塩田らしくない。でもその分、読みやすい。「天の声」が、いつから「悪役」になってしまったか？など興味深いものも多く、内容もなかなか幅広く調べていて、ためになる。主張はごもっともで、たしかに昨今「マユツバ語」が蔓延している。それらを「マユツバ語」と名付けたのはえらい！あれ？そういえば数日前の読売新聞の編集手帳だかで「マユツバ」に関してかかれていなかったっけ？もしかしたらこの本を読んで感じて書いたのかも。