ヘッダー Space『マスコミの渦の中から』
(入江徳郎、講談社:1983、11、10)
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入江徳郎と言えばTBS「ニュースコープ」のキャスター・・と言っても、もうわからなくなっている人が多いことでしょう。テレビ局に勤めている人でも、そうだろな、若い人は。その前の古谷綱正。私のオヤジよりも上の世代。古谷の奥さんが書いた本がうちにあります。読みました。ウィキペディアによると、「ニュースコープ」の平日のキャスターは、
1962.10〜1964.03 田英夫(月、火)、戸川猪佐武(水、木)
1964.04〜1968.09 田英夫(月、火)、古谷綱正(水、木)
1968.10〜1969.09 古谷綱正(月〜木)
1969.10〜1975.03 古谷綱正(月〜水)、入江徳郎(木、金)
1975.04〜1981.03 古谷綱正(月〜水)、上田健一(木、金)
1981.04〜1983.09 新堀俊明(月〜水)、浅野輔(木、金)
1983.10〜1984.09 新堀俊明(月〜木)
1984.10〜1988.09 田畑光永、吉川美代子
1988.10〜1990.03 平本和生、三雲孝江
だったという。田英夫の時は知らないもんな、私は。議員になってからしか知らない。
24年前に出たこのエッセイ集、時代を感じさせるというか、「現代」には通用しないだろうなあという部分も多いが、当時の記録として「ふーん」と思う部分も多い。ジャーナリスト・キャスターの大大先輩だし。でも入江さんが名をなした『泣虫記者』というシリーズも読んでみたのだが(パラパラッと)、うーん、どうなんだろう、当時はおもしろかったのかな。流行小説なのかどうなのか。「天声人語」を書いていらしたと言うが、そこのチェックはしなかったが。
え?なぜ今頃こんな本を読んだかって?実は「うれしい悲鳴」というのは先輩記者が作った表現だと入江が書いているというのを聞いて、それを探そうとしていたのだ。だが、この本には、直接それに触れた物はなかった。残念。

★★★

(2007、2、26読了)

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