ヘッダー Space『新平等社会〜「希望格差」を超えて』
(山田昌弘、文藝春秋:2006、9、15
第1刷・2006、10、5第2刷)
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著者は、かの「パラサイトシングル」「希望格差社会」という言葉を生み出し、昨今の「格差社会」ブーム(とあえて言わせてもらいます)を生み出した張本人。
いくつか気になる記述が。
「近年、夫婦とも二十歳前後の『できちゃった婚』が急増している。経済的に不安定な中で子どもが生まれ、育てるのが困難なことが、近年の児童虐待、特に、ネグレクト(子どもの放置)の急増の大きな要因になっている。」
「近年」が2回続いているのが気になる・・・といったことではなく「やはり・・・」というふうに思う内容だったということ。でも・・・これって数字の裏づけが書かれていないんですよね。この人は、こういったブームのための言葉を作るのがうまいなあと思います。

★★★

(2006、12、8読了)

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