ヘッダー Space『ドラゴン桜 15』
(三田紀房、講談社:2006、9、22)
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マンガの単行本です。そういう意味では「読書」には入らないのだけど、マンガの途中と最後の2か所、「受験のテクニック」というか、先達のアドバイス・コラムのようなものが載っていて、その最後の方に載っていた東京大学大学院総合文化研究科の野矢茂樹・助教授の話「論理力を鍛えよう!」が印象に残ったので、ここで取り上げます。
野矢助教授は冒頭、
「この本はぶ厚い。そして難しい」
「この本はぶ厚い。しかも難しい」

という二つの文は、どこがどう違うのか?という問題を出しています。ポイントは、そう、「接続詞」ですよね。答えは本を読んでもらうとして、たしかにこういうことについて考えるのは、「言語学」である以前に「論理学」のような気がします。
大学の時には一番嫌いだった科目の一つが「論理学」(受講する前と受講してからの落差が大きかったので)でしたが、今、こうやって興味を持って「ことば」について日々考えているというのは、皮肉なものだなあと思いました。


★★★

(2006、10、25読了)

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