ヘッダー Space『老後がこわい』
(香山リカ、講談社現代新書:
2006、7、20)
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まあた買ってしまった。いやなのに、香山リカ。タイトルがうまいよなあ、つい買ってしまう。目次を見ているだけで暗くなる。
第1章「一人暮らしの友の死」
第2章「“終の棲家”は必要か」
第3章「いつまで働けるか」
第4章「親の死はどう乗り越える」
第5章「『介護は家族』が主流の中で」
第6章「病気になると何がたいへん?」
第7章「ペットを失う時」
第8章「孤独死だなんて言われたくない」
第9章「『私らしいお別れ』なんてあるのか」
第10章「自分のための葬儀・遺骨処理を」

・・・ね、暗くなったでしょ?書き出しは、こうだ。
「〜誰が喪主になるのだろう・・・・〜
三五歳を過ぎたあたりから、結婚披露宴に出る機会は減り、かわりに葬儀に出る機会が多くなる。そんな話をよく聞く。二00六年七月現在四六歳の私の場合も、まさにそうだった。」

くらーい。でも暗くても考えないとしょうがない問題なんですよね。今から考えないときっと手遅れに・・・そういう問題。既に一部手遅れのものもあるし。出来るだけ周りに迷惑をかけないように生きていくことが、女性の一人暮らしの場合にいかに困難であるか。それがよくわかりました。

★★

(2006、8、19読了)

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