YTV -よみうりテレビ-「道浦俊彦の読書日記」

	『オシムの言葉〜フィールドの向こうに人生が見える』（木村元（ゆき）彦、集英社インターナショナル：２００５、１２、１０第１刷・２００６、７、３０第１１刷）

サッカー日本代表の新しい監督になったオシム氏について書かれた本。ベストセラー。既に３１万部売り上げたと言う。新監督に関する関心と期待の大きさを感じさせる。
私は実はオシム氏について、ほとんど何も知らなかった。この本を読むと、いかに素晴らしい監督か、いかに人間として修羅場（＝ユーゴスラビアの内戦）を潜り抜けてきたか、そこで培われた人間観とそれに基づくユニークなコメントなど、今後の日本代表がどのように変わっていくかについて、十分に期待を持たせるものであった。
著者の木村元彦（ゆきひこ）氏は、１９６２年愛知県生まれのノンフィクションライターでビデオジャーナリスト。著書に『終わらぬ「民族浄化」セルビアモンテネグロ』（集英社新書）などがあるが、この本、既に私買っていました。まだ読んでいませんが、読んでみようかなと思った。
あ、そうだ、この本、なんだかヘンナ臭いがする。普通、新しい本ってインクの匂いがして、それって私は結構好きなんですが、この本はインクの匂いがしなくてちょっと変わった紙の匂いがします。なんでやろ？

（２００６、８、１読了）