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『私がアナウンサー』
(菊間千乃、文藝春秋:2001、4、10
第1刷、2001、4、6、5 第4刷)
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用語懇談会合同総会の出張で長崎へ行って、会議後、JR長崎駅前をブラブラしていたら、なんと長崎駅前の一等地のビルに古本屋があるのですね。あ、そういえば春の合同総会で函館に行った時も、駅前に古本屋があって吸い込まれて行ったぞ、オレは。
ということで、また吸い込まれて行って何冊かピックアップしたうちの一冊がこれ。タレント本ですね。新品ならば1300円のところが、380円。安い。もう少し状態の良いものは480円、もう少し状態の悪い物は280円と3冊も置いてあったのです、この本は。よく売れたのですね。でも、もし自分の本が古本屋さんに出ていて、二束三文で売られていたら、ちょっと悲しい。でも古本になるということは、新品で買って読んでくれた人がいた可能性があるということで、そういう意味では、痛し痒し。
1998年、生中継の最中に5階から転落、腰の骨などを折る重傷を負った女子アナ(あえて女子アナ、と使いますが)が、その顛末などを書き綴ったものです。その後、無事テレビの仕事に復帰したものの、今年は未成年に酒を飲ましたかどで、またテレビに出られなくなってしまった(今はまた復帰しているそうです)のは、皆様ご存知のとおり。
病院での入院生活についての記述は、なかなか貴重なものなので、大変だったのだなぁ・・・とよくわかっていいのですが、それ以外の要素はいらないように思います。ただ、この本を読もうと買った人たちの多くは、そのほかの部分も(を?)読みたかったのだろうから、そう言う意味では読者の興味の対象を書いてあるので、良いということか。あまり私にとっては好ましくない、イヤな感じのする部分が多々あった。
アナウンサーならば「ギブス」は、ないよなぁ。「ギプス」ですよ。タイトルもなんだかなあ。えらそうな感じがするなあ。

★
2005、11、29読了
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