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『子どもが壊れる家』
(草薙厚子、文春新書・2005、10、20)
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著者は元・法務省東京少年鑑別所の法務教官。『少年A 矯正2500日全記録』などの著書があるという。法務教官として触法少年に接した経験から書かれた文章は、参考になる部分もある。
著者は、1997年に起きた神戸の酒鬼薔薇事件の少年A以来、少年事件の内容が変わってきたと見る。事件は「普通の家庭」から起こるようになってしまった、と。その元凶の一つとして「ゲーム」を挙げ、それによって引き起こされる「ゲーム脳」の恐さを指摘する。
巻末には、アメリカで「12歳以上対象」「15歳以上対象」「18歳以上対象」と分類(レイテイング)されている「ゲームソフト」を一覧表にしている。ゲームをしない私にはよくわからないが、子どもたちはこういったゲームをしているのか。格闘ゲームは暴力化を引き起こすというのだが・・・本当かなあ。よくわからない。また「お手玉」が「ゲーム脳」を防ぐのだそうだ・・・。

★★★
2005、10、30読了
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