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『日本語はだれのものか』
(川口良、角田史幸、吉川弘文館:2005、5、1)
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実は、夏休みに入ってすぐぐらいに読んだ本。感想を書くのが2か月も遅れてしまいました。一番後回しになったのですね。
「日本語はどこにいるか」「日本語はどこから来たのか」「日本語は純粋なのか」までは、教科書的に分りやすく簡潔に日本語をめぐる問題点などをまとめてあって良いのですが、なんとなく、いろんなところから寄せ集めて書いたみたいな感じで、私にとっては特に目新しさはないので、どちらかと言うとつまらない。最後の章は本書のタイトルと同じ「日本語はだれのものか」だが、ここに来てやっと「初めて読む」ような文章が出てきて、ほっとした。でも、前半はコンパクトにまとまっているので、教科書としては良いと思う。

★★★★
2005、8、14読了
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