ヘッダー Space
『昭和の東京 平成の東京』
(小林信彦、ちくま文庫:2005、8、10)
トップページ
過去掲載分
ヘッダー

Space
『まぼろしの大阪』(読書日記162参照)は、東京人・坪内祐三の手による大阪エッセイだが、この本は東京人・小林信彦による東京エッセイ。
ただ、前半は今の小林が書いたものではなく、昭和40年代、今から40年近く前に小林が書いたものを集めている。その頃で既に、消え行く東京を惜しんでいる。そして後半は平成の東京を書いたもの。「本」というものは、そういう意味ではタイムマシーンだなあと、しみじみ感じた。

★★★
2005、9、15読了
Space

Copyright (C) YOMIURI TELECASTING CORPORATION. All rights reserved