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『日本人は150グラム大きい脳で考える』
(小松成美+阿部聡、PHP研究所:
2005、5、27)
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作家の中には、名前からは男性なのか女性なのかわからない人がいる。私の場合、一人は恩田陸、そしてもう一人がこの本の小松成美。二人とも私は男性だと思っていた。女性だと知った時の驚きは、結構大きかった。二人とも、名前は知っていてもその著作を読んだことがないというのも関係しているとは思うが。 これはノンフィクションライターの小松成美と、脳神経外科医の阿部聡との対談集。対談集なので、当然会話調で読みやすい。小松の脳に関する素朴な疑問に、阿部がわかりやすく答えている。 ただ内容は、タイトルで言い尽くされているような気がする。つまり「日本人は150グラム大きい脳で考える」。日本人の脳は、西洋人のものよりも平均で150グラム大きいそうだ。その分、いろいろとよく考えられるので、デジタルな思考はできない。手先が器用で、ものまね上手、自己主張が下手で多神教・・・というのは、すべてこの150グラム大きい脳に起因する、と。ほんまかいな。イエス?OR脳?

★★
2005、7、31読了
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