『ナンシー関のボン研究所』
（ナンシー関、角川文庫：２００３、６、２５）
ナンシー関が亡くなったのは、たしか２００２年の６月、日韓ワールドカップの最中だったと思う。ショックでした。私より若い人が亡くなるのは。それまでエッセイは大体読んでいたけれど、この本は、有料のウェブサイト上に掲載していたものをまとめたもの。
双方向のメディアであるウェブ上での文章なので、ある意味書きっぱなしの週刊誌のエッセイでの「強さ」に比べると、ウェブでは「やや弱気」のナンシー関の姿が見て取れる。「人間ナンシー」とでも言おうか。あんまりサイトの更新してないんだよね。それで、読者に怒られたりしてます。最後の更新は２００２年５月１日でした。合掌。
（２００５、１、２３読了）
Copyright (C) YOMIURI TELECASTING CORPORATION. All rights reserved
