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『オニババ化する女たち〜
女性の身体性を取り戻す』
(三砂ちずる、光文社新書:
2004、9、20)
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これはねー、すごいね。著者が女性だからまだマシなのかもしれないけど、男だったら、ものすごいバッシング受けてまっせ。
そもそも「オニババ」というタイトルが下品だから(新書なのに)、買わなかったのですが、9月に出て私が買った12月はじめには、もう6刷りですよ。ベストセラー。
12月10日の毎日新聞で「社会学的に晩婚化を考える〜オニババってなに?(下)」という家庭欄の記事を読んで、これだけ話題になってるならちょっと読んどかないと・・・と買って読み出して驚いた。まあ、簡単に言うと、「女は子供を生まないからオニババになる」というようなことが書いてあるのですね。なんだかな・・・と男の私が読んでも噴き出してしまうような感じなのですよ、これが。いいのか、こんな本出しても。著者は私より3歳年上で、今は津田塾大学の教授だって。
ふーん・・・と思っていたら、2005年2月号の朝日新聞社の『論座』(1月5日発売)で、
「トンデモ本『オニババ化する女たち』を批判する〜津田梅子もオニババなの?」
と題して、鍼灸師の田中美津という人が辛辣に批判していた。
どっちかというと、田中さんの立場だなあ。部分的には頷ける部分がちょっとだけ、ないことはないのだけれども。まあ、タイトルがバツグンにキャッチーなことは認めます。

★
(2005、1、3読了)
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