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『朝日新聞記者が書けなかったアメリカの大汚点』
(近藤康太郎、講談社+α新書:
2004、11、20)
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ま、一言感想を言うと、
「ケッ!」
というところ。そういう感想になるのはわかってたけど、さっ。
じゃ、なんで買ったんだ!と言われそうだけど、続編が出るということは、そこそこ売れたということで、なんとなくヒネたインテリ臭に嫌悪感を感じつつも、恐い物見たさで買ってしまったというところ。
生活している人ならではの「へー」という部分もあるにはあった。
たとえば、今アメリカでは「黒人」という表現はしなくて「アフリカ系アメリカ人」と呼ぶのだが、代々アメリカに住んでいる「アフリカ系アメリカ人」たちは、最近アフリカやカリブ海から移民でやってきた黒人との間に一線を画し「あいつらはアフリカ系アメリカ人ではない」と思っているという。差別とは何か、仲間意識の行き着く先は何か。深く考えさせられる出来事のように思う。
でも、一冊の本になったものとしては、前作の方がよかったよな。

★★
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