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『屁タレどもよ!』
(中村うさぎ、文春文庫:2004、7、10)
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夏休みで台湾に3泊4日で行ってきた。その際、関西空港の書店で購入したのが読みやすそうなこの一冊。飛行機の中で読み終わりました。
『週刊文春』での中村うさぎさんの連載は、いっとき、よく読んでいたので、あの毒舌がまたこれで読めるのかなと期待したら、タイトルとは裏腹に、あれ?意外に慎重な書き方で・・・それほどめちゃくちゃに悪口雑言の数々を並べているわけではない。意外だった。さすが文筆家、筆のすべりをギリギリのところで止めておられる。
悪口のまな板に載せられたのは、デヴィ夫人に始まり、高見恭子、中村江里子、小柳ルミ子、今井美樹など42人。圧倒的に女性が多い。例外は、山本譲司元議員、高塚光、小池オリコン社長の3人だけ。しかも小池社長のは、悪口じゃなくて追悼文だしなあ。
なぜ中村うさぎの矛先が女性に向かうのか?それは中村「うさぎ」が女性だから。「月にかわっておしおき」をしているのであろうって、ネタが古い。「セーラームーン」ってのがありましたね、そういえば。この前、斎藤美奈子の『紅一点論』にも出てきましたね。

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