ヘッダー Space
『「のっぺら坊」と「てるてる坊主」
〜現代日本語の意外な事実』
(松井栄一、小学館、2004,4,1)
トップページ
過去掲載分
ヘッダー

Space
なかなかおしゃれな、レトロな雰囲気のデザインの表紙のこの本。著者の松井栄一氏は、親子三代、辞書の編纂にかかわってきた。日本最大の国語辞典『日本国語大辞典』(小学館)の初版、第二版の編集員。その編集を通じて見つめてきた日本語はなんと50万語!というのは、前著『出会った日本語50万語』に詳しい。
この本も辞書編集の中で、辞書には書けなかった日本語のこぼれ話・・・というより研究成果を、日本語に興味のある人には大変おもしろく読めるようにまとめた本。タイトルの意味は、「のっぺら坊(ぼう)」という言葉を、夏目漱石は小説の中で「のぺらぽう」と使っているという話や、「てるてる坊主」は昔「てりてり坊主」といわれていた話など、おそらく私がフジテレビの社員なら、「トリビアの泉」のネタとして使うであろう話が、最低でも10は載っている。
日本語の語形の変化や、表記の変化の過程を、豊富な用例で説明している。でも、その説明の用例を読むのが面倒なら、読み飛ばしても十分おもしろい。あまり言葉に興味のない人には2310円という価格が少し高いかも。お、価格は税込みの表示になっている!奥付の4月1日よりも2週間くらい早く売り出していたけど、総額表示を先取りですね。

★★★★
Space

Copyright (C) YOMIURI TELECASTING CORPORATION. All rights reserved