ストーリー

第23話
第23話
華麗なる逆転 Last Trial
3月30日(土)夕方5:30~

 綾里舞子殺害事件の審理は最終局面を迎えるが、舞子を殺害した真犯人はまだわかっていなかった。中断された審理が再開後、裁判長は2つの凶器の鑑定結果が出たと報告する。舞子を殺害したのは仕込み杖の方だった。小刀に付着していた血痕は被害者のものではなかったのだ。検事のゴドーは最後の証人として真宵を法廷に召喚。成歩堂の真実に辿り着くための最後の戦いが始まる。

 真宵は事件当夜、奥の院の中庭で誰かに頭を殴られ、灯籠にもたれかかりながら助けて下さいと叫んだと証言。その直後に血が降りかかってきて真宵は気を失ったという。成歩堂はその場にいたもう1人は誰なのかと真宵に質問。成歩堂は現場にいた真犯人に真宵は助けを求めたと考える。真宵はわからないとしらばっくれるが、成歩堂は誰が真犯人かわかっているのに庇っていると確信する。

 成歩堂は夜で真っ暗だった現場でも真宵が存在に気付いた事からある人物を真犯人として疑う。成歩堂は真宵が事件当夜に見たものを見せるため、法廷の全ての灯りを消して暗闇を作る。暗闇の中に浮かび上がったのはゴドーのゴーグルの赤い3本の光だった。成歩堂は真宵が現場で会ったのはゴドーだと考えていた。真宵は慌てて否定するが、成歩堂は証拠をもって犯人を立証すると宣言する。

 犯人はあやめと協力して、犯行現場を奥の院の中庭ではなく、葉桜院の本堂であるかのように偽装したが、これは真宵を守るためにとった行動だった。だが、犯人は灯籠のマヨイという血文字を見落としていたのだ。犯人が現場の血が付いていると思われる一帯の雪を持ち去ったのも白地に紛れた赤が見えないためだった。成歩堂は灯籠の血文字に気付かなかったゴドーを真犯人として告発する。

 ゴドーは人の命を奪ってまで真宵を守る理由がないと主張するが、成歩堂はゴドーにとって真宵は一番大切な千尋の妹だと言い放つ。成歩堂はゴドーの正体が千尋の恋人だった弁護士の神乃木荘龍だと気付いていた。6年前、裁判所でちなみに毒を盛られ、昏睡状態になった神乃木。奇跡的に神乃木が目覚めたのは5年後だった。視力が失われた神乃木は視力を補うマスクをつけ、検事のゴドーになったのだ。ゴドーは千尋を守れなかった罪滅ぼしのために真宵を守ると決意した事を打ち明ける。

 ゴドーは春美が逮捕されたキミ子と面会した時の会話を盗聴して指示書の存在を知ったと告白。ゴドーは先回りして指示書を読み、真宵を殺害する計画を知ったのだ。ゴドーは事件当夜、ちなみの犯行を阻止するため、奥の院に身を潜めていた事を認める。舞子を殺害できたのは奥の院にいた真宵とゴドーの2人のみ。ゴドーは全てを自白せず、最後は自分の力で誰が舞子を殺害したのかを立証してみろと成歩堂を挑発。成歩堂は「もちろんです。それが僕のやるべき事ですから」とこの挑戦を受けて立つが…。