ストーリー

第22話
第22話
華麗なる逆転 6th Trial
3月23日(土)夕方5:30~

 尼僧のあやめが被告人になった綾里舞子殺害事件の審理が行われ、成歩堂はおぼろ橋から垂れたワイヤーを振り子のように使い、遺体を崖の対岸に運んだ事を立証する。成歩堂は現場にあやめの双子の姉の美柳ちなみがいた事を見破る。死刑が執行され、すでにこの世にいないちなみ。成歩堂はちなみ本人ではなく、霊媒師の身体を借りた霊体だと説明。全ての計画は綾里キミ子の指示書に書かれていたのだ。成歩堂は法廷にいるのがあやめではなく、ちなみという事にも気付いていた。

 キミ子は分家の春美を綾里流霊媒道の家元にするため、真宵殺害を計画し、ちなみは自分の罪を暴いた綾里千尋を逆恨みしてキミ子に協力。ちなみは千尋にとって一番大切な真宵の命を奪う事が復讐になると考えていた。事件当夜、霊媒されたちなみは奥の院の中庭で真宵に小刀で切りかかったと証言する。だが、そこから記憶がハッキリしないらしく、ちなみは真宵に刺されたような気がすると付け加える。意識が薄れる中、ちなみはせめて真宵に疑いがかかるように灯籠にマヨイと血文字を書いたという。

 ちなみは意識を取り戻した時、修験洞にいたと証言。修験洞から出た時に地震があり、ちなみは様子を見に来たあやめを修験洞に閉じ込めたのだ。ちなみは最初に自分を霊媒したのは春美ではなく、舞子だと説明。そのためにちなみの意識は途切れ、舞子の遺体が残ったのだ。計画は失敗したが、ちなみは母親の舞子を殺害した真宵は罪の意識に苛まれ、吾童川に身を投げて自ら命を絶ったと考えていた。

 この後、検事のゴドーの携帯に修験洞の錠が全て解除されたという連絡が入る。修験洞の奥から保護されたのはあやめだった。成歩堂は修験洞に真宵がいないとわかって絶望する。そして、成歩堂は真宵が霊媒で別人の姿になる光景を思い出し、ちなみを霊媒しているのは真宵だと確信する。真宵は舞子の次にちなみを霊媒。それは命を狙うちなみから身を隠すためだったのだ。

 その時、春美に霊媒された千尋が法廷に姿を現す。事件当夜、真宵はちなみが意識を失う直前に気を失い、意識を取り戻した時は修験洞にいたという。真宵は自分の置かれた状況をメモして千尋を霊媒。メモを見た千尋はちなみに霊媒する事、自分を修験洞に閉じ込めておく事を真宵に助言したという。4つの錠をかけたのは真宵だったのだ。千尋に阻まれ、またしても計画は失敗に終わったちなみ。千尋が私には勝てないと勝利宣言すると、ちなみは怨霊となって真宵の身体から抜け出していく。本物のあやめが入廷後、裁判長は判決を言い渡そうとするが、ゴドーはそれを阻止する。ちなみ(霊媒した舞子)が刺されたのは真宵が気絶した後。ゴドーは舞子を殺害した真犯人はまだわかっていないと訴え、成歩堂はあやめの無実を証明するため、舞子を殺害した真犯人は誰なのかという最後の謎に挑む。