ストーリー

第20話
第20話
華麗なる逆転 4th Trial
3月9日(土)夕方5:30~

 尼僧のあやめが容疑者になった絵本作家、エリス殺害事件の裁判が行われ、弁護士の御剣は凶器が七支刀ではない事、葉桜院の境内が犯行現場ではないという新事実を明らかにする。裁判閉廷後、御剣からバトンを受けた成歩堂は葉桜院へ調査に向かう。成歩堂が応急修理したおぼろ橋を渡って奥の院に行くと、修験洞の鉄の扉にはからくり錠がかけられていた。春美は発見されるが、真宵は行方不明のままだった。現場には行方がわかなかった検事のゴドーも来ていて、真宵を守れなかった成歩堂を激しく非難。そんな中、成歩堂は奥の院の中庭で灯籠に書かれたマヨイという血文字を見つける。

 鑑定の結果、この血文字の血はエリスのものとわかり、捜査本部は真宵が真犯人の可能性もあると考える。成歩堂は雪の上にエリスの護符が落ちている事に気付き、護符に入った紋章に注目する。中庭の焼却炉には焦げた跡のある3枚の紙の束が入っていて、その紙には今回の計画が書かれていた。この後、検事の冥と容疑者のあやめがやってくる。からくり錠を解錠できるのは鍵をかけた本人のみ。あやめは解錠するために呼ばれたのだ。真宵は修験洞の中にいる可能性が高かった。

 成歩堂は住職の毘忌尼にエリスの正体を確認する。成歩堂はエリスが身につけていた護符と舞子を描いた掛け軸の紋章が同じ事からエリスは真宵の母親の綾里舞子だと考えていた。毘忌尼はエリスが倉院流霊媒道家元の舞子だと認め、17年行方不明だった舞子が1週間前に現れた事を明かす。舞子は倉院流霊媒道本家の血が絶やされるのを阻むために来たと話していたという。毘忌尼はあやめが舞子の姉、綾里キミ子の娘だと告白。キミ子には春美の姉になる双子の娘がいて、あやめは葉桜院で引き取ったという。あやめは美柳ちなみの双子の妹だったのだ。成歩堂はこの事実にショックを受ける。

 その時、地震が起き、成歩堂は真宵の身を案じて修験洞へと急ぐ。修験洞は崩れていなかったが、からくり錠は何故か5個に増えていた。あやめは他の4つも時間をかけて解錠すると約束する。この後、御剣は水晶がエリスの杖のものかを確認のために葉桜院にやってくる。成歩堂は杖を手に取ると、本当の凶器を見つけたと御剣に伝える。この杖には刃が仕込まれていて、刃には血が付着していた。

 成歩堂はあやめとちなみが双子の姉妹だと教え、御剣はこの事件とちなみは無関係だと強調する。先月、刑務所に服役中だったちなみの死刑が執行されたという。成歩堂は衝撃を受けつつ何かに気付き、修験洞にいるあやめに会いに行く。消灯の鐘を鳴らした後、あやめは本堂の自分の部屋にいたと話していたが、同じ頃に毘忌尼は奥の院であやめを目撃。あやめは同時に2ヶ所にいた事になるのだ。成歩堂はあやめが2ヶ所に存在した理由を暴き、吾童山でのちなみの狂言誘拐の真相にも迫るが…。