ストーリー

第16話
第16話
始まりの逆転 2nd Trial
2月9日(土)夕方5:30~

 新人弁護士、綾里千尋の最初の依頼人、尾並田美散は囚人護送車から脱走した間に婦人警官を殺害した罪に問われていた。5年前に誘拐した少女を吊り橋から川に突き落として殺害したとして死刑判決を受けた尾並田。そのように証言したのは今回の被害者、美柳勇希巡査部長だった。尾並田は勇希にウソの証言をされたと訴える。目撃者の里子は尾並田が勇希を殺害したと証言するが、千尋は里子の証言の矛盾に気付き、里子を真犯人と疑う。だが、検事の御剣は里子には勇希を殺害する動機がないと訴える。

 その時、千尋の先輩弁護士、神乃木は5年前に誘拐され、殺害された当時14歳だった美柳ちなみの名前を出す。ちなみは勇希の妹だった。川に落とされたちなみの遺体は見つかっておらず、神乃木は里子の正体はちなみだと考えていた。この後、里子は勇希がつけたマフラーが白だったと発言。尾並田は白いマフラーを指定したが、勇希はそれに近い水色のマフラーを巻いていたのだ。里子は勇希が残したメモを読んで白いマフラーの事を知った可能性が高かった。神乃木は勇希が残したメモの「ちなみに相談」という一文の本当の意味に気付く。千尋は証言台に立っているのは妹のちなみだと確信する。

 千尋は5年前の事件を知る必要があると訴え、尾並田が証言台に立つ事に。尾並田はちなみと勇希も共犯で、誘拐は3人の狂言だったと打ち明ける。ちなみの家は宝石商。2億円のダイヤを身代金として請求して山分けする計画だったのだ。だが、受け渡し役の勇希が裏切って尾並田に発砲。ちなみは身代金の宝石が入ったリュックを背負ったまま自ら川に身を投げたという。

 御剣は証人がちなみだったとしても今回の事件とは関係がないと主張し、重要なのは尾並田が勇希を強く恨んでいた事だと訴える。だが、千尋はちなみにも勇希を殺害する動機があったと反論。勇希が残したメモには続きがあり、「ちなみに相談。すべて公表する」と書かれていたのだ。千尋はちなみと勇希の間には大きな秘密があり、ちなみが口封じのために勇希を殺害したと推理する。

 5年前、ちなみと共に消えた2億円のダイヤ。千尋は姉の勇希と家庭教師の尾並田は悪魔のような14歳のちなみの考えた計画に協力したと推理する。ちなみはダイヤを手に入れ、尾並田に罪を着せようと最初から企んでいたのだ。婦人警官の勇希の手助けがあれば、5年もの間、ちなみが別人として生きる事も可能なのだ。5年間、悩み続けた勇希は尾並田から呼び出され、全てを公表する事を決意。それを知ったちなみは行動に出る。千尋はちなみが狂言誘拐の協力者2人の口を同時に塞ぐために今回の犯行に及んだと言い放つ。その時、ちなみは態度を豹変させる。ちなみは狂言誘拐を立証する証拠はあるのかと千尋に反撃。5年前の狂言誘拐を立証するのは難しく、千尋は最大の窮地に立たされて…。