ストーリー

第11話
第11話
逆転特急、北へ 2nd Trial
12月15日(土)夕方5:30~

 12月31日、成歩堂が乗車した特別列車、銀星号はナーリキン共和国の大富豪で、脱走犯のリッチナンデに占拠される。彼の要求は1年前にアメリカで有罪判決を受けた殺人事件の再審理だった。この後、3号車の食堂車で裁判が開廷。真宵は玩具のトランシーバー使い、4号車にいる糸鋸刑事に助けを求めたと成歩堂に報告する。糸鋸は乗務員のレジーナの誤射によって肩を負傷していた。

 1年前、全米通商連合の年末セレモニー中に銃殺された事務総長のカネスキー。彼はナーリキン共和国の経済力を警戒し、アメリカ経済界から締め出そうと考えていたという。カネスキーはスピーチ中に銃で撃たれて絶命。警官は銃声が聞こえてきた場所にいたリッチナンデの身柄を拘束して身体検査。上着のポケットから凶器の拳銃が発見されたのだ。その拳銃の登録番号もリッチナンデのものだった。この後、会場にいたピストンはカネスキーが撃たれる直前、スピーチが途切れたと証言。同じく会場にいたシリンダーは右手に包帯を巻いたボーイがお盆を落としたためにスピーチが途切れたと補足説明する。

 成歩堂はスクリーンに映し出された会場の上面図を見て、リッチナンデが会場の隅にいた事が引っかかる。会場にいたパンタベルノ夫人は「私のためだった」と証言する。ボーイがグラスを倒し、車椅子に乗る夫人にシャンパンがかかってしまったため、紳士のリッチナンデはナプキンを取りに行ったのだ。夫人はそのボーイが右手に包帯を巻いていたと証言し、成歩堂はシリンダーと夫人が見たボーイは同一人物だったと訴える。ボーイの行動は不自然で、リッチナンデの跡をつけていた可能性が高かった。

 ボーイの名前はゲイルで、成歩堂はゲイルから話を聞こうとするが、傍聴人の中にはいなかった。その時、2号車から悲鳴が聞こえてくる。2号車のゲイルに割り当てられた菊の間の入口付近が燃えていたのだ。成歩堂は室内を覗き、人が倒れている事に気付く。裁牙は消火器で鎮火すると部屋の中へ入るが、すでにゲイルは絶命していた。裁牙は現場を保存すると言って成歩堂たちの入室を認めない。リッチナンデは重要な証人のゲイルが何者かに殺害されたと知って落胆する。

 4号車にいる糸鋸は消えた食堂車の事をレジーナに訊ねる。4号車が繋がっているのは1号車。2号車と3号車の食堂車はどこかに消えてしまったのだ。糸鋸は外部と連絡が取りたいとレジーナに頼む。レジーナは誤射した負い目もあって糸鋸に協力。糸鋸はアメリカ検事局にいる検事の御剣怜侍にメールを送って協力を求める。リッチナンデは中を見たいと菊の間の扉の前に立つ裁牙に要求。リッチナンデは殺害されたのが本当にゲイルなのかを確認したいのだ。裁牙は渋々許可を出し、成歩堂やリッチナンデは部屋の扉を開けて中を確認するが…。床に横たわっていたはずのゲイルの遺体は消えていた…。