ストーリー

第6話
第6話
届け逆転のメロディ
11月10日(土)夕方5:30~

 弁護士の成歩堂龍一が助手の綾里真宵とラーメン店で食事をしていると、店内ラジオから大好きなシグナルザムライの唄が流れてくる。成歩堂はラジオにまつわる中学時代の思い出を回顧する…。

 12年前、中学生の成歩堂はカバンにシグナルザムライのシグナルブルーのマスコットをつけていた。友人の矢張政志はイエロー、御剣怜侍はレッドを持っていて、これは3人の仲間の証だった。矢張はトモリーナのラジオ番組にハマっていた。2人は捨て犬のポメを連れて引っ越した御剣の話題を話すが、引っ越し後は御剣からの連絡が途絶えていた。

 御剣の父、信がDL6号事件で他界した後、御剣は検事の狩魔豪に引き取られていた。狩魔の娘の狩魔冥は狩魔が帰宅すると、今度裁判を見せて欲しいとお願いする。冥は狩魔のような検事になりたいと思っていた。その後、御剣はポメの散歩に出掛けるため、机の引き出しからラジオを取り出す。屋上で弁当を食べる成歩堂と矢張は、矢張が点けているラジオを聴いて、連絡先がわからない御剣と連絡を取る方法を思いつく。

 一方、傍聴席から狩魔の裁判を傍聴した冥は勝利して無敗記録を伸ばした狩魔に大興奮する。その後、御剣は狩魔、冥たちと高菱ショッピングモールにやってくる。リードに繋いで飼い犬ポメを連れていたが、ポメが突然走り出し、御剣はリードを離してしまう。御剣はイヤホンでトモリーナのラジオを聴いていたが、その時、ラジオからシグナルザムライの唄が流れ、トモリーナはニュースを報じる。それは高菱ショッピングモールでポメラニアンのナパームが行方不明になったというニュースだった。飼い主は懸賞金をかけて探しているという。御剣がポメに追いつくと、そこにいたのはニュースで報じられていた行方不明犬、ナパームだった。トモリーナは曲が終わると、シグナルブルーからのリクエスト曲だったと語り、「シグナルレッド、元気でやっているか?たまには連絡くれよな!」とメッセージも読む。御剣は成歩堂からのメッセージだと気付いて嬉しくなる。

 御剣がポメとナパームを撫でていると、そこに城楼須はらみが現れる。城楼須は自分がナパームの飼い主だと名乗り、ナパームを連れて行こうとする。だが、城楼須が手を伸ばすと、ナパームは唸って威嚇。御剣は城楼須を不審に思い、本当の飼い主なのかを確認する。すると城楼須は自分が飼い主じゃないという証拠を出せと激怒。だが、証拠は何もなく、御剣は絶体絶命のピンチに追い込まれる…。