ストーリー

第4話
第4話
盗まれた逆転 3rd Trial
10月27日(土)夕方5:30~

 成歩堂は真宵や優作の妻の希華の助けもあり、怪人☆仮面マスクの優作が倉院のツボを盗んでいない事を立証する。ツボが盗まれた日の午前1時頃、優作はKB警備の社長室にいたのだ。成歩堂は真犯人が仮面マスクのライバルの名探偵、哀牙だった事も暴く。哀牙は観念して倉院のツボを盗んだと認め、優作は無罪を勝ち取るが、同じ日の午前1時頃にKB警備の社長室で毒島黒兵衛社長が殺害されていた事が判明。成歩堂は気の弱い優作が殺人の罪を犯すとは思えず、優作の弁護を続ける事に決める。

 成歩堂と真宵のもとに、秘宝展に携わる霧緒が訪ねてくる。霧緒はポスター撮影後、ペンキ缶につまずき、倉院のツボを割ってしまったと告白して謝罪。霧緒は修理した時、偶然にもツボに記されている文字を「子供」から正しい「供子」に戻していたのだ。霧緒は床にこぼしたペンキを隠すため、黄金像を置いたが、誰かが違う位置に移動させていた事を成歩堂たちに教える。黄金像が倉庫に到着したのは事件が起きる前日。移動させたのは倉庫を警備していた哀牙の可能性が高く、成歩堂はこの像を動かした理由は事件と関係があるかもしれないと考える。

 その後、成歩堂たちは事件現場の社長室を訪れ、捜査中の糸鋸刑事と遭遇する。糸鋸は遺体が金庫の中に入っていたため、発見が遅れた事を成歩堂たちに教える。毒島はあくどい事をして儲けていたという。成歩堂は社長室にある非常ブザーの事を糸鋸に確認。この非常ブザーは地下の警備室に繋がっているが、警備員は事件の夜、ブザーは鳴らなかったと証言していて、ボタンには指紋も残っていないという。だが、成歩堂が警備を担当していた矢張を問い詰めると、矢張は事件の夜、警備室を抜け出してサボっていた事を告白。矢張が記録を調べると、事件が起きた午前1時にブザーが鳴っていた事が明らかになる。

 成歩堂は留置所にいる優作と面会し、社長室で何が起きたかを聞く。優作は事件の夜、社長室に入った直後に何者かに鈍器で頭を殴られて気を失ったと告白。気付くと毒島は殺害されていたという。優作は自分が犯人と疑われると思い、怖くなって遺体を金庫に隠して逃走したのだ。

 成歩堂が脅迫状の事を聞くと、優作は以前から脅迫状が届いていた事を打ち明ける。最初の犯行を目撃されたらしく、それ以来、何者かから計画書が送られてくるように。言う通りにしなければ、警察にバラすと脅され、優作は2回目からは計画書通りに犯行に及んだのだ。優作が盗んだ獲物を指定の貸金庫に預けると、報酬としてお金が送られてきたという。本物の仮面マスクだった優作。成歩堂は哀牙も自分が仮面マスクと主張している事が引っかかる。翌日、優作の裁判と同じ時刻に隣りの法廷では哀牙の裁判が行われる事になっていた。この後、成歩堂は2つの事件を整理して重大な事に気付くが…。