• 『アニ民331人目』声優の伊藤健太郎さん
  • 『アニ民331人目』声優の伊藤健太郎さん

  • 2018.08.23

今週のアニ民は声優の伊藤健太郎さんです。ここではいつものようにイトケンさんと呼ばせていただきます。健太郎さんと初めて会ったのはおそらくまだ20世紀、「劇団21世紀FOX」の公演後の打ち上げだったと思います。なので、もう20年以上になるんですね。

高校を卒業して知り合いの劇団で大道具のお仕事を手伝い、そこで芝居の世界に興味を持ったそうで、大学も桐朋学園の演劇科に進み役者への道を走り出した、でもすぐに演劇だけでは食べていけないと気づいたそう。そこで1995年大学卒業と同時に小劇場活動を続け、しかも声の仕事をしている先輩、肝付兼太さんや山口勝平さんの存在を知り、肝付さん主宰の劇団21世紀FOXに入団。この二人に指導を受け、春に入団、夏に声優デビューという極めて順調な成長を見せました。ボクとはその頃に会ってるし、そういえば1997年に「金田一少年の事件簿」にも出てもらってます。

で、この時点で30歳になるまでに自分の劇団を作りたい、という野望を肝付さんには伝えていたそうで、「トライする時が来た」ということで2001年劇団を離れ自分が主宰する「劇団K-Show」を立ち上げる。「師匠である肝付さんの真似をしていきたかった」と16年活動を継続、ここまでやって師匠の苦労もわかったと言います。

「舞台はライフワーク、声優はライスワーク」とは劇団創立の頃からイトケンさんが言ってたこと。この言葉、一緒にその場でイトケンさんの話を聞いていた千葉一伸さんも「あ、そんなコト言ってたのオレ覚えてる」ってお墨付きくれたりして。「舞台は自分のみの表現だけど、声優はできる役の幅が広い、なので今は両方がライフワークです」って笑っています。

やっぱり劇団はいろんな意味で大変で、立ち上げる時には当然ながらオールオアナッシングの心境。所属事務所の仲の良いマネージャーのおかげもあって、自分の劇団員とのパイプも考えながら事務所も変えて来た。今は人間関係もあってマウスプロモーション所属でバリバリ活動してる、けれど劇団はいったんお休み期間に入ることにしたそうです。

そんなイトケンさん、今回は9月1日放送「名探偵コナン 目暮警部からの依頼」に出演いただきました。「コナンに出るのは素直に嬉しいし家族が喜ぶんですよ。最近の現場はどこへ行っても自分が最年長だったりするのですが、コナンの現場って先輩が沢山いるし最高に刺激的、そしてなぜか落ち着くんですね。今回はかなり変わったミステリーではあるんですが、ボクが演じた“典型的な小物っぽい犯人像”を味わってみて下さいね」と言うわけでちょっとネタバレですが、舞浜竜二という役を演じてもらいました。

イトケンさんは都内どこでも御自分の愛車自転車で移動するそうで、収録の日も折りたためるカッコイイ自転車を連れていました。かなりな名車だそうで、大切に飲食店内にもご一緒して来てたのが微笑ましかったです。これからも良い歳をとっていき、さらに演じる年齢の幅を広げていきたいと言うイトケンさん。まあ随分年上なボクですが、どうか何度もお酒を飲み交わしていただき、面白い老人?も演じてみせていって下さいね。