番組審議会報告とはProgram council report

「番組審議会」とは、放送法という法律で定められた審議機関のこと。
テレビ局が放送する番組の充実・向上と適正をめざして審議するために設置されています。
読売テレビ番組審議会は、さまざまな分野の有識者10名で構成されており、
原則として審議会を月1回開催しています。
少し難しい内容かもしれませんが、あなたが知っている番組について話し合っていることもありますので、
ぜひ一度読んでみてください。
いつもとは違った視点でテレビを見るようになれるかもしれません。

※読売テレビの番組は、放送基準にもとづいて製作しています

第587回H29.11.10

11月の番組審議会は10日(金)に読売テレビ本社役員会議室で開催され、
9月28日(木)放送の『~好きすぎて!愛しすぎて!~ 完コピJAPAN』の視聴と
審議が行われました。
また10月に寄せられた視聴者の声の概要のほかに、今年度上半期の番組種別、
衆院選報道についての取り組みも報告されました。

□出席委員
 川島康生、馬淵かの子、林千代、阪口祐康、佐古和枝、北前雅人、田口晃也

□審議番組
 『~好きすぎて!愛しすぎて!~ 完コピJAPAN』
  9月28日(木)23時59分~24時54分 放送 全国ネット

□委員の発言要旨
  • ・『コピー』は決してネガティブな行為ではなく、創造の原点となるものだ。
    コピーによって生まれた作品そのものを楽しめた。
    また無償の行為に嬉々として取り組む人たちの姿に驚かされた。
  • ・ネタもテンポよく見られたが、コピーの過程や苦心、普段の生活ぶり、家族
    や身近な人のリアクションなど、もっと掘り下げてほしかったという部分も
    多く残った。
  • ・『完コピ』という、まだ全世代にはなじんではいないと思われる言葉を敢えて
    正面に押し出した番組として面白かった。
    ただ、『コピー』という言葉のイメージとは必ずしも一致しないネタもあり、
    不満が残った。

第586回H29.10.13

10月の番組審議会は13日(金)に読売テレビ本社役員会議室で開催され、
9月10日(日)放送の『あすリートPlus ミラクルガール ~つなげ ミライへ!
高校総体2017~』の視聴と審議が行われました。
また9月に寄せられた視聴者の声の概要も報告されました。

□出席委員
 川島康生、馬淵かの子、金剛育子、林千代、阪口祐康、北前雅人、田口晃也

□審議番組
 『あすリートPlus ミラクルガール ~つなげ ミライへ!高校総体2017~』
  9月10日(日) 6時30分~7時00分 放送 関西ローカル

□委員の発言要旨
  • ・東京オリンピックも近づき、活躍が期待される選手の情報が国民の関心事に
    なっている。関西の若いアスリートを発掘し紹介するよい番組だった。
  • ・継続した取材で選手の挫折と成長を描いており、見ていて励まされた。
    スポーツの分野でのテレビの力や役割をあらためて感じさせられた。
  • ・取材対象チームが早々と敗退したためか、掘り下げが足りないと感じられる
    部分があった点は残念だった。
  • ・スポーツセンスの良さとは何か、天才のゆえんは、などについては丁寧な説
    明がほしかった。
  • ・ひとくちにスポーツといっても、勝ち負けが大事かタイムを伸ばすのが大事
    かなど、競技によって特性がある。勝敗や順位へのこだわりだけではなく、
    それぞれの競技の特性を十分に理解したうえで取材に臨むことが必要だ。

第585回H29.9.8

9月の番組審議会は8日(金)に帝国ホテル大阪で開催され、7月30日(日)に放送された
『あっぱれ! ジャパニズム宣言』の視聴と審議が行われました。
また、7月と8月に寄せられた視聴者の皆さまの声の概要も報告されました。

□出席委員
 馬淵かの子、金剛育子、林千代、阪口祐康、佐古和枝、北前雅人、田口晃也

□審議番組
 『あっぱれ! ジャパニズム宣言』
  7月30日(日) 15時00分~16時25分 放送

□委員の発言要旨
・『外国人からみた日本人のスゴイところ』という切り口の番組で、『折る文化』や点字ブ
 ロック、昔の運動会など知らないことを多く教えられた。

 自国の文化を色々な視点で見ることは重要だと思う。
・日本人の良さと対比された外国の社会の描かれ方が、ステレオタイプで行き過ぎたとこ
 ろがあるのではないかと感じた。

・楽しくためになる番組だったのと同時に、日本を称揚する番組が受け入れられている背
 景を考えさせられた。自国への誇りは健全だが、行き過ぎると危険もある。

第584回H29.7.14

7月の番組審議会は14日(金)に読売テレビ本社で行われ、6月25日(日)放送の
NNNドキュメント’17「少年A~神戸児童連続殺傷事件 被害者と加害者の20年~」を
視聴し、審議しました。
また、6月に寄せられた視聴者の皆さまの「声」の概要も報告されました。

□出席委員
 川島康生、馬淵かの子、林千代、阪口祐康、佐古和枝、北前雅人、藤野可織、田口晃也

□審議番組
 NNNドキュメント’17「少年A~神戸児童連続殺傷事件 被害者と加害者の20年~」
 6月25日(日) 24時55分~25時50分 放送

□委員の発言要旨
・20年という時の流れを感じさせる。遺族や関係者に寄り添い、微妙な問題を丁寧に
 取材したドキュメンタリーだった。
 特に身元引受人の男性への単独インタビューは貴重。

・20年後にこの事件を取り上げるのであれば、この事件の「意味」は何だったのか、
 この事件によって私たちの社会は何を学んだのか、どんな問題が提起され、その結果
 この20年で何が変わり、あるいは何が変わらなかったのか、などの更なる切り込み
 方がほしかった。

・少年Aが社会に出て、今どうなっているのかわからないというもどかしさは強く感じ
 た。

・視聴者に様々なことを問いかけ、考えさせる番組だったと思う。
 命の尊さ教育や犯罪者による出版の是非、被害者と加害者の人権保護など様々なこと
 を考えさせられた。

第583回H29.6.7

6月の番組審議会は7日(水)に読売テレビ本社で開催されました。
今回は、放送倫理・番組向上機構(BPO)専務理事・三好睛海氏による講演です。
また講演に先立ち、5月に寄せられた視聴者の「声」の概要も報告しました。

□出席委員
 熊谷信昭、川島康生、馬淵かの子、林千代、阪口祐康、谷髙志、北前雅人

□BPO三好専務理事 講演
『厳しいメディア環境と放送の使命・自律
        ~発足15年目を迎えたBPO・3委員会の指摘~』

BPO『放送倫理検証委員会』『放送人権委員会』『青少年委員会』の三委員会の機能と活動の実態を、設立の経緯等の背景を交えて解説。
BPOのように放送界が自主自律の精神で設立した組織は諸外国にはありません。
講演後は、放送における名誉毀損の問題や選挙報道における公平性の問題について、BPOで審議された具体的な事例をもとに活発な討議が行われました。

第582回H29.5.12

 5月の番組審議会は12日(金)に読売テレビ本社で行われ4月1日(土)に放送した、
「あすリートSP 金本阪神2年目の挑戦」を視聴し、「YTVのプロ野球中継2017」と
ともに審議しました。
 また、昨年度下半期に放送した番組種別と4月に寄せられた視聴者の皆さまの「声」の
概要を報告しました。

□出席委員
 熊谷信昭、金剛育子、川島康生、馬淵かの子、林千代、阪口祐康、佐古和枝、谷髙志、藤野可織

□審議番組
「あすリートSP 金本阪神2年目の挑戦」
 4月1日(土)午後12時53分~午後1時58分放送 (関西ローカル)

□委員の発言要旨
・地元タイガースファンに向け、力を入れているのがよく解った。番組自体も面白く、
 情報満載だった。

・プロ野球ファン以外もターゲットにしていると言う説明だったが、あまり野球を見ない
 私には解らなかった。河北さんが野球を知らない人を繋ぐ役割だろうが、上手くできて
 いなかった。

・原口選手のファーストコンバートの話など、金本監督の真面目さが伝わり興味深かった。

・自分はタイガースファンだが、タイガースファン以外を取り込むのは難しいのではない
 か。藤浪投手の160球など、裏側の話が良かった。

・普段、プロ野球中継は見ないが、金本監督の人柄が伝わり、好感を持った。初めてプロ
 野球を見る人も取り込める工夫をしてほしい。

・プロ野球を知らない人向けという意図はわかるが、ステレオタイプのインタビュー
 「結婚したいのはどの選手?」などは、扱い方が良くない。「教えてあげる」という
 構成にした方が良い。

・タイトルを見て、昨シーズン終了からドラフト、開幕までを真面目に密着した番組を
 期待した。スローガンの「変革」の中身もよくわからなかった。

・球場に来るファンは増えているのに、プロ野球中継が年間20試合まで減っているのは
 驚いた。

第581回H29.4.14

4月の番組審議会は14日(金)に大阪市内で開催されました。
また、3月に届いた視聴者の皆様の「声」の概要を報告しました。

□出席委員
熊谷信昭、川島康生、馬淵かの子、金剛育子、林千代、阪口祐康、佐古和枝、谷髙志、北前雅人、藤野可織

□審議内容
「第6回YTV漫才新人賞決定戦」
  2月26日(日)午後3時~5時30分 放送

「第99回平成紅梅亭 ~東西特選落語会~」
  3月30日(木)深夜2時37分~4時01分 放送

を題材として、「YTVの上方お笑いへの取り組み」

□委員の発言要旨

・本芸にどう焦点を当てて見せるか、どうやって臨場感を出すか工夫しているのがありが
たい。最近年末年始の漫才が少ないので、こういった企画は良かった。

・落語は上方、江戸の両方が並び、見応えがあった。テレビには出ないけど実力のある
芸人さんも見たかった。

・漫才、落語という上方文化を継承しようと努力している姿勢がありがたかった。

・漫才新人賞の予選の厳しさが伝わらなかった。もう少しそこを見せてほしかった。

・久しぶりに漫才を見たが、バラエティタレント・レポーターとしてではなく、本芸を
しっかり見てもらうことが大切だと感じた。

・関東で育ったが、落語ブームは若者にとっては異次元の世界が見られて面白いのでは
ないか。江戸、上方の違いが上手く見られて良かった。

・YTVのライブラリーはお笑いが豊富と聞いている。また「笑の会」の取り組みも知っ
ていた。こういった本芸を見せる番組をもっと作ってほしい。

・息長く漫才師として生きていくには、滑舌、発声など、基礎をしっかり勉強してほしい。

・漫才新人賞で、審査員を全く別の分野から選べば、新たな漫才が生まれるのではないか。

・最近の漫才は早口でわからない。年齢によって好きな層が別れるので、いろんな人を
対象にした、いろんな演芸番組を作ってほしい。

  • 平成29年度読売テレビ番組審議会委員
  • 委員長    熊谷信昭   兵庫県立大学名誉学長、大阪大学名誉教授
  • 副委員長    馬淵かの子   兵庫県水泳連盟   顧問   元オリンピック日本代表
  • 副委員長    川島康生   国立循環器病研究センター   名誉総長
  • 委員    金剛育子   能楽「金剛流」宗家夫人
  • 委員    林  千代   脚本家
  • 委員    阪口祐康   弁護士
  • 委員    佐古和枝   関西外国語大学教授
  • 委員    北前雅人   大阪ガス株式会社   顧問
  • 委員    藤野可織   小説家
  • 委員    田口晃也   読売新聞大阪本社   常務取締役編集局長